2022年2月24日、ロシアによる事実上のウクライナ侵攻が始まりました。
日本とウクライナの距離はおよそ8000km。遠く離れた地の、戦いの苛烈さは身をもって感じることはできなくとも、伝わってくる情報やニュースを見聞きすると胸を締め付けられます。
この状況で、私たちにできることは何かあるだろうか?
そう考えて、今回はウクライナを支援できる募金先の情報をまとめてみました。
募金する先によって、お金の使われ方が異なります。自分の想いに従って、納得した組織や機関に募金するのが良いと思います。
ウクライナに直接募金する

ウクライナに直接支援をしたいのならば、在日ウクライナ大使館が応援用の銀行口座を用意しています。
- 三菱UFJ 銀行
- 広尾支店 047
- 普通
- 口座番号0972597
- エンバシーオブウクライナ
普通に銀行振り込みするように寄付金を送金すればOKです。
一般に、募金をするときは氏名や住所などの情報を登録しなければならないことが多いのですが、そういった必要もありません。
国際機関やNPO、NGOなどに募金する

自分が寄付したお金の使い道がはっきりしているほうがいい、という人は「支援の内容が明確な組織」を選ぶのがいいでしょう。
国連UNHCR協会
国連には難民を支援するUNHCRという組織があります。
UNHCRはそれぞれの国から拠出金で運営されていましたが、これからは広く民間からも支えていこう……ということで設立された窓口が国連UNHCR協会です。
国連UNHCR協会では、ウクライナにおいて避難を強いられている人々に対して緊急の支援が必要だと寄付金を募集しています。
UNHCRは1994年からウクライナにおいて支援活動を行うなど、実績もある組織です。
寄付金はウクライナやヨーロッパでの救援活動に充てられるとのこと。
『ウクライナ緊急:避難を強いられる家族に人道支援が急務です | 国連UNHCR協会』
https://www.japanforunhcr.org/campaign/ukraine
上のリンクにアクセスし、寄付する金額や寄付方法、申込者情報などを入力することで寄付することができます。
クレジットカード払い、コンビニ払い、ペイジー、郵便局での振り込みに対応しています。
認定NPO法人 難民を助ける会(AAR Japan)
こちらも同じく、難民への支援団体です。1979年にインドシナ難民支援をきっかけに日本で設立された組織で、現在は世界14か国で活動しています。
現在は「ウクライナ緊急支援」として、支援を募っています。
寄付金はウクライナ西部テルノピリ州のカトリック修道院を通じて、国内避難民への支援として使われるほか、今後は食料配布などとして用いられる予定とのこと。
『ウクライナ難民緊急支援にご協力ください|AAR Japan[難民を助ける会]』
https://lp.aarjapan.gr.jp/ukraine/
上記リンクから支援することが可能。
クレジットカード払い、コンビニ払い、銀行・郵便局での振り込みに対応しています。
国連WFP
国連WFPは、飢餓のない世界を目指す国連の食料支援機関です。
紛争や自然災害などの時に食料支援をするなどの活動をしています。
国連WFPもウクライナ国内や、近隣諸国へ避難している人への食料支援を始めています。
中立性や公平性、独立性の原則に基づき、最初はウクライナに隣接しているルーマニアやポーランドを対象に食料の支援をしていくとのこと。
『ウクライナの近隣諸国が難民を受け入れる中、国連WFPは対応を強化 | World Food Programme』
https://ja.wfp.org/stories/ukurainanojinlinzhuguokananminwoshoukerureruzhongguolianwfphaduiyingwoqianghua
上記リンクより、クレジットカード払いやコンビニ払いにて支援することができます。
日本ユニセフ協会
ユニセフは、すべての子供の命と権利を守るために活動する国連機関です。
日本においては日本ユニセフ協会が窓口となり、ユニセフ本部と協力しながら活動しています。
ユニセフは、「2022年2月から続く緊張状態、および8年にも及ぶ東部の紛争によって、750万人の子どもたちの命と生活が差し迫った脅威にさらされています」として、ウクライナの子どもたちの命を守るための寄付を募集しています。
寄付金は保険、水と衛生、子どもの保護、教育、社会的保護などの分野において使われるとのこと。
『ウクライナ緊急募金|日本ユニセフ協会』
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/ukraine/
上記のリンクから、「募金する」を選択。
クレジットカード、インターネットバンキング、Amazon Pay、携帯キャリア決済(au/docomo/ソフトバンク)、コンビニ払いなどの方法で募金することができます。
また、以下の口座への振り込みでも募金が可能です。
- 郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
- 振替口座:00190-5-31000
- 口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
- ※通信欄に「ウクライナ」と明記が必要
ポイントでの支援

「楽天ポイント」や「Tポイント」をつかってウクライナへの募金をすることができます。
使い道に困ったポイントを人のために役立てよう、という方は選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
楽天ポイント
現在「ウクライナ人道危機 緊急支援募金」が実施されており、インターネット募金サービス「楽天クラッチ募金」からウクライナへ募金することができます。
クレジットカード払いや銀行での振り込み以外に、楽天ポイントから寄付することができるようになっています。
『楽天クラッチ募金-ウクライナ人道危機 緊急支援募金 | 楽天グループ株式会社』
https://corp.rakuten.co.jp/donation/ukraine202202_ja/ukraine202202_ja.html
上記のリンクから、楽天IDにログインしたあと「楽天ポイントで募金する」から募金することができます。
Tポイント
Tポイントはヤフーが運営する「Yahoo!ネット募金」で使用することができます。
現在「ウクライナ緊急支援」というページが特設されており、そこからプロジェクトを選んで募金するかたちです。
現在は9つのプロジェクトが掲載されており、すでに紹介した日本ユニセフ協会や国連UNHCR協会へも寄付することができますよ。
チャリティグッズでの支援

お金の寄付だけでなく、ムーブメントや意見表明としてウクライナを支援したい。お金はあまり出せないけど、自分にできることがしたい。
そんな人はチャリティTシャツなどで支援するという方法もあります。
ZOZOTOWN ウクライナ人道支援チャリティーTシャツ
ZOZOTOWNは「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」企業理念としており、世界平和への強い思いを抱えている企業です。
ウクライナへの人道支援のために、チャリティTシャツを販売し、売り上げのすべてが寄付されるとのこと。
『【#NOWAR】Tシャツを買って寄付-ウクライナ人道支援チャリティーTシャツプロジェクト – ZOZOTOWN』
https://zozo.jp/ouen/
2022年3月14日まで販売予約が受け付けられ、5月下旬ころに商品が届けられる予定です。
売上金は、特定非営利活動法人 ADRA Japanを通じてウクライナの人道支援へ活用されます。
リズメディアグループ ウクライナチャリティTシャツ
リズメディアは、歌手のMISIAさんなどが所属する芸能事務所です。
ウクライナ・キエフ出身のダンサー「Oleksii Guzyr (オレクシー・グザー)」が所属していることもあり、ウクライナの人々をサポートするという思いからチャリティTシャツを販売しています。
『ウクライナチャリティTシャツ ホワイト | MY CHOICE MY LIF』
https://www.mychoice-mylife.com/item/detail?item_code=CRT_UKR&color_code=WHT
ウクライナの花であるひまわりがデザインされ、平和を望むメッセージが込められています。
現在は予約受付中で、3月中旬以降に発送される予定です。
おわりに
現在、どんどんと募金先が増えています。
チャリティグッズも次々にリリースされ、小さなことから大きなことまで支援の選択肢が増えている状態です。
支援する方法は様々です。自分の想いに従って、より良い方法を見つけてみてください。